A をはじめ(として)、 B 。
A…B内で言及する名詞の中で代表的な名詞・一番強調したい名詞

「~をはじめ(として)」は、ある主題について挙げられた事実や特徴の代表格を一つ提示するのに使われる文型で、主題となる物や場所、事柄などの特徴を説明する際に使われることが多いです。
また、代表的な一つを出したうえで、その他にもありますよということを暗に示します。
・[主題]には([名詞2]の代表格である)[名詞1]をはじめ、[名詞2]が~。
・[主題]は([名詞2]の代表格である)[名詞1]をはじめ、[名詞2]を~。
・「([名詞2]の代表格である)[名詞1]をはじめ、[主題]は/には[名詞2]が/を~。
という言い方が比較的多いですが、下記のような主題が省略されるパターンもあります。
・([名詞2]の代表格である)[名詞1]をはじめ、[名詞2]に/を~。
「~をはじめ」も「~をはじめとして」も同じ意味。
この文型は文語的で、話すときに使われる場合は、スピーチや会議、職場での会話など、フォーマルな場面であることが多い。
この文型は名詞を修飾することができ、修飾するときは「~をはじめとする[名詞]」という形になる。
例文:
・マグロをはじめ、青魚には血液の流れを良くするDHAが含まれている。
・このイベントではフェラーリをはじめとして、様々な外国製の自動車を見ることができる。
・オーストラリアにはカモノハシをはじめとする珍しい動物が数多く生息している。
・この腕時計にはタイマーをはじめとして、様々な便利な機能が付いている。
・Aさんをはじめ、皆さんには本当に親切にしていただいて、感謝の気持ちでいっぱいです。
・我が社は万年筆をはじめとする文具を提供しているメーカーです。
・日本をはじめとして、資源を輸入に頼っている国はその供給や価格が不安定になりやすい。
・A大学をはじめ、就職に有利だと言われている大学は難関だが人気である。
練習:
・日本には( )をはじめとして、ユネスコに登録されている世界遺産が20以上ある。
・( )をはじめ、特別会員の方々には様々な特典をご用意しております。
接続:
[名詞]+をはじめ(として)意味:
~を代表として、~を筆頭に