【JLPT N3文法】~ところだった

JLPT N3文法 ところだった

接続:

[V辞書]+ところだった

意味:

①~しそうだった(そうならなくて、よかった)

②~できそうだった(できなくて、残念だった)

ポイント1

①の意味の「~しそうだった」について、

「大変な状況になりそうだったが、ならなくて良かった」という、危機を回避することができて良かったことを表すときに使われる。

★この文型とよく一緒に使われる言葉…「あやうく」「もう(/あと)少しで」

ポイント2

②の意味の「~できそうだった」について、

「できそうだったのに、できなくて残念」という、良い状況の一歩手前を表すときに使われる。

★この文型とよく一緒に使われる言葉…「もう少しで」「あと~で」

例文:

①~しそうだった(そうならなくて、よかった)

・寝坊して、あやうく遅刻するところだった

・いつもより家を出るのが遅くなり、もう少しで電車に乗り遅れるところだった

・歩きスマホをしていて、あやうく赤信号で渡るところだった

・スーパーで買い物中、卵を買い忘れるところだったが、メモを見て思い出した。

②~できそうだった(できなくて、残念だった)

・カラオケで、最後に盛り上がれる曲をみんなで大合唱し、あと少しで歌い終わるところだったが、終了時間になってしまい、最後まで歌えなかった。

・<サッカー観戦中>「あ~!入れられちゃった…。あと2分で勝てるところだったのに…。

・もう少しで登りきれるところだったが、予報より早く天気が悪くなりそうに感じたため、今回は頂上まで行くのは諦めて引き返した。

・出発日があと1か月早ければ、予定通り留学できるところだったが、コロナウイルスの感染が急に拡大したため、予定していたスケジュールは全て延期となってしまった。

練習:

・(                   )、もう少しで電車を乗り過ごすところだった。

・今回の病気は、医者に行くのがもう少し遅かったら、(          )なければならないところだった。

・パズルがあと1ピースで(          )ところだったのだが、最後の1ピースをなくしてしまったようで、(                   )。