【JLPT N3文法】~のではないだろうか/のではないかと思う

JLPT N3 文法 のではないだろうか のではないかと思う

接続:

[V普通]+のではないだろうか/のではないかと思う

[い形]+のではないだろうか/のではないかと思う

[な形]な+のではないだろうか/のではないかと思う

[名詞]な+のではないだろうか/のではないかと思う

意味:

意見(推測を含む)

ポイント1

この文型は「~と思う」の婉曲表現で、「たぶん~だろう/と思う」というような意味

例)「遅れるのではないだろうか」→「たぶん遅れる」/「遅れるかもしれないと思う」

例)「遅れるのではないかと思う」→「たぶん遅れるだろうと思う」

そのため、意見を言うときに使われるが、自分の意見に100%の自信がないときや、はっきりは言いたくないときに使われる

ポイント2

この文型は硬い表現で、書き言葉的

会話で使われる場合は、かなり丁寧な言い方になる。

・~のではないだろうか←文章/独り言でよく使われる

・~のではないでしょうか←文章/会話でよく使われる

・~のではないかと思う←文章でよく使われる

・~のではないかと思います←文章/会話でよく使われる

ポイント3

「~のではないだろうか」の口語表現が下記の文型である。

[V普通]+んじゃない?/んじゃないかと思う

[い形]+んじゃない?/んじゃないかと思う

[な形]な+んじゃない?/んじゃないかと思う

[名詞]な+んじゃない?/んじゃないかと思う

丁寧度は以下のようになる。

~のではないでしょうか。↑改まった表現(フォーマル)

~んじゃないでしょうか。

~んじゃない?     ↓砕けた表現(カジュアル)

「~んじゃない?」カジュアルな口語表現のため、他の言葉で言い換えた場合は、以下のような意味になる。

例)「遅れるんじゃない?」→「たぶん遅れると思う」/「遅れる気がする」/「遅れる可能性が高いね」

例文:

・彼女は嘘をついているのではないだろうか

・明日の試合、もしかしたら勝てるのではないだろうか

・このプロジェクトは失敗に終わるのではないだろうか

・佐藤「今回の案について、どう思われますか」

 鈴木「そうですね…。私は最初に出た案の方がいいのではないかと思いますね

・高橋さんより今井さんのほうが背が高いのではないかと思う

・毎日こんなに勉強しているので、今回は合格できるのではないかと思います

・A「この靴、8,000円なんだけど、どうかな?」

 B「う~ん…ちょっと高いんじゃない?

・佐々木「待ち合わせの時間ですが、6時半はちょっと遅いんじゃありませんか

 長谷川「えっ、そうですか」

 佐々木「ええ。6時のほうがいいんじゃないでしょうか

・青木「彼女から全然返事が来ないんだけど」

 清水「う~ん…たぶん忙しいんじゃない?

・「残ったご飯は冷凍しといたほうがいいんじゃない?

・「坂本さん、約束の時間を間違えてるんじゃない?ちょっと連絡したほうがいいかも」

練習:

・このレストランは(               )のではないかと思う。

・A「(       )で一番景色がきれいな所へ行きたいんですけど…」

 B「それなら、(        )がいいんじゃないでしょうか」

・井上さんは明日(           )んじゃないかと思います。