【JLPT N3文法】~に関し(て)

JLPT N3 文法 に関して

接続:

[名詞]+に関し(て)

意味:

~に関係があることで、~について

ポイント1

この文型は名詞とともに使われ、『[名詞]に関して』と言うと、「その名詞に関係がある」ということを表す

ポイント2

この文型は「~について」とほぼ同じ意味だが、下記のように、「~に関して」のほうが範囲が広い

・北海道の農業について調べています。

→北海道の農業だけを調べている

・北海道の農業に関して調べています。

→北海道の農業と、北海道の農業に関係があるその他のことも調べている

このような違いがあるため、下記のような場合は「~に関して」を使うと不自然になり得る

(△)今後の事業計画に関してお話します。

実際に不自然かどうかは、この発言の背景にもよります。

ですが、この文が不自然になり得る理由は、ただ今後の事業計画を話そうとしているときに、他の事柄も含む「~に関して」を使っているからです

対象(内容)が一点の場合は、「~について」を使います

ポイント3

この文型は書き言葉的で、既に硬い表現だが、ビジネスの場面等、丁寧に言いたいときは、「~に関しまして」が使われる

ポイント4

この文型は名詞を修飾することができ、修飾するときは「~に関する[名詞]」という形になる。

例文:

・兄は株や投資に関してかなり詳しい。

・警察はこの事件に関する情報の提供を呼びかけている。

・先ほどご紹介した内容に関し、一点訂正させていただきたいのですが…。

・必要書類の申請に関するお問い合わせでしたら、こちらのお電話番号までおかけください。

・現状に関しては、特に問題点等はございません。

・ほとんどの場合、転職活動で特に重要視するのは給与に関することだろう。

・ご指摘いただいた件に関しましては、後日、関連部署にて会議が行われる予定です。

・本日ご案内させていただいた件に関しまして、ご質問等がございましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。

練習:

・インターネットのニュースを見ていると、最近、(         )に関する記事が多くなっているように感じる。

・(         )に関しましては、現在検討中でございます。