【JLPT N2文法】~あげく

接続:

[Vた]+あげく

[名詞]の+あげく

意味:

いろいろ~をした後で(→多くの場合、悪い結果。しかし、中立的な結果もある)

ポイント1

 A あげく B 

「いろいろAをした後で、Bという結果になった」

A話者にとって、良くない結果や努力した結果

※良いことは×。

(×)店員といろいろ楽しくおしゃべりしたあげく、お互いの連絡先を交換した。

※ある程度の時間がかかる動詞を使う。瞬間動詞は×。

(×)夫の借金を発見したあげく、離婚することになった。

B話者にとって、Aよりも更に良くない結果。または、中立の結果

※Aよりも良いことは×。

(×)上司と何度も話し合ったあげく、お給料を上げていただけることになった。

ポイント2

この文型と一緒によく使われる言葉

いろいろ」「長い時間長い間」「さんざん」「~[時間/か月/年…]

※さんざん…程度が不快になるほど激しい様子を表す

ポイント3

「~あげく」は漢字で書くこともある。その場合、「~挙句/挙げ句」となる。

ポイント4

★~あげくのはてに(挙句の果てに)

更に悪いことに」という意味で、良くないことが起きた後で、更に良くないことが起きた時に使う

・後輩は会議に遅刻し、挙句の果てに、会議で使う資料を忘れてきた。

・知り合いはギャンブルに夢中になり、挙句の果てに多額の借金をしてしまった。

例文:

・彼は私を45分も待たせたあげく、謝ることをしなかった。

・今度の会議で使う予定の資料だが、何度も作り直したあげく、最終的には、今回は必要ないと言われ、かなり気分が落ち込んだ。

・新しくできた喫茶店に行ったら行列で、30分待ったあげく、お店に入れた時にはもう目当てのデザートは売り切れていた。

・長時間にわたる会議のあげく、そのシステムの開発は中止となった。

練習:

・(       )かどうか、1時間歩き回って悩んだあげく、(            )。

・その社員は仕事を無断で休んだあげく、会社からの連絡(               )。

・Aさんは、約束を何回も延期したあげく、(                  )。

・20分(          )あげく、道(            )ことがわかった。