ポイント1
A は/のほうが B に比べて~。
A に比べて B は/のほうが~。
A、B…名詞
※動詞→[V普通]こと/の
い形容詞→[い形]こと/の
な形容詞→[な形]なこと/の
ポイント2
この文型は2つの事柄(AとB)を比較して話す時に使われる。
そして、意味としては、初級で学んだ比較を表す『より』の代わりに使うことができる。
例)このワインはそのワイン より / に比べて 甘さがある。
例)昨日のほうが今日 より / に比べて 暑かったですね。

ただし、どちらかというと、『より』は話し言葉、『に比べて』は書き言葉なので、『に比べて』を使うときは、他の語彙も書き言葉的な表現に変えたほうが自然な印象になります。
(〇)今は前より町が静かだ。
(〇)現在は以前に比べて町が静かだ。
例文:
・日本は他国に比べて新聞を買って読む人が多いようだ。
・日本語の発音は広東語に比べ、ずっと簡単である。
・一番上の姉のほうが二番目の姉に比べ音楽の成績が良い。
・豆乳は牛乳に比べて脂肪が少なく、体に良いと言われている。
・和食のほうが洋食に比べ塩分が多い。
・彼の歌唱力は以前に比べてだいぶ上達したと思う。
・香港の映画料金は、昼間や夜に比べて朝のほうが安い。
・AさんはBさんに比べてマルチタスクが得意だ。
練習:
・日本は( )に比べて( )。
・最近の( )は昔に比べて( )。
接続:
[名詞]+に比べ(て)意味:
比較