①の意味の「~しそうだった」について、
「大変な状況になりそうだったが、ならなくて良かった」という、危機を回避することができて良かったことを表すときに使われる。
★この文型とよく一緒に使われる言葉…「あやうく」「もう(/あと)少しで」
②の意味の「~できそうだった」について、
「できそうだったのに、できなくて残念」という、良い状況の一歩手前を表すときに使われる。
★この文型とよく一緒に使われる言葉…「もう少しで」「あと~で」
例文:
①~しそうだった(そうならなくて、よかった)
・寝坊して、あやうく遅刻するところだった。
・いつもより家を出るのが遅くなり、もう少しで電車に乗り遅れるところだった。
・歩きスマホをしていて、あやうく赤信号で渡るところだった。
・スーパーで買い物中、卵を買い忘れるところだったが、メモを見て思い出した。
②~できそうだった(できなくて、残念だった)
・カラオケで、最後に盛り上がれる曲をみんなで大合唱し、あと少しで歌い終わるところだったが、終了時間になってしまい、最後まで歌えなかった。
・<サッカー観戦中>「あ~!入れられちゃった…。あと2分で勝てるところだったのに…。」
・もう少しで登りきれるところだったが、予報より早く天気が悪くなりそうに感じたため、今回は頂上まで行くのは諦めて引き返した。
・出発日があと1か月早ければ、予定通り留学できるところだったが、コロナウイルスの感染が急に拡大したため、予定していたスケジュールは全て延期となってしまった。
練習:
・( )、もう少しで電車を乗り過ごすところだった。
・今回の病気は、医者に行くのがもう少し遅かったら、( )なければならないところだった。
・パズルがあと1ピースで( )ところだったのだが、最後の1ピースをなくしてしまったようで、( )。
接続:
[V辞書]+ところだった意味:
①~しそうだった(そうならなくて、よかった)
②~できそうだった(できなくて、残念だった)