ポイント1
2つの意味がある。
・ A どころではない。
→Aができる状況・場合ではない。時間的や経済的、精神的な余裕がないことを言いたい時に使う。Aは話者にとってあまり重要ではないことになる。
・ A どころではない。( B だ。)
→Aのレベル(程度)ではない。(Aより程度が高いBだ。)
ポイント2
会話で使われる。公式の文や論文など、硬い・フォーマルな文章には使われない。
例文:
・最近の小学校や中学校の先生は、モンスターペアレントやいじめ問題で授業の準備どころではないらしい。
・昨日の晩はサッカーワールドカップの試合があったので、アルバイトどころではなかった。
・A「今晩、Cさんと3人で飲みに行かない?」
B「ごめん。資格試験があって、それどころじゃないんだ。また今度誘ってもらえたら嬉しい。」
・A「この宝くじに当たったら、臨時収入になって良いね。」
B「うん。でも一等だったら臨時収入どころじゃないよ。仕事辞めると思う。」
練習:
・( )で忙しくて、趣味どころではない。
・そろそろクリスマスだけど、( )から、楽しむどころではない。
・みんな( )が気になって、仕事どころではないようだった。
・( )いるどころじゃなかった。早く( )なきゃ!
接続:
[V普通/ている]+どころではない [名詞]+どころではない意味:
~ができる状況・場合ではない/~のような軽い程度ではない