【JLPT N2文法】~だの~だの

JLPT N2文法 だの だの

接続:

[V普通]+だの+[V普通]+だの

[い形]+だの+[い形]+だの

[な形]+だの+[な形]+だの

[名詞]+だの+[名詞]+だの

意味:

~や~など、~とか~とか

ポイント1

 A だの B だの

→「Aとか、Bとか」

・A, B…複数ある価値がない現実的ではない嫌な物やことの中で選んだ2つ

・相手の言葉を引用して、人が言っていたことを伝えることもできる

・動詞は普通形が使われるが、命令形や禁止形も使える

ポイント2

否定的に使うことが多いため、非難不満を言う時に使われやすい

「~やら~やら」VS「~だの~だの」

1.「~やら~やら」は、自分の感情を説明する時に使えるが、「~だの~だの」は使えない。

 嬉しいやら恥ずかしいやらで顔が赤くなった。

 ×嬉しいだの恥ずかしいだので顔が赤くなった。


2.「~やら~やら」は、人の客観的な動作を説明する時に使えるが、「~だの~だの」は使えない。

 チームメイトは大声で歌うやら踊るやら、大騒ぎだった。

 (×チームメイトは大声で歌うだの踊るだの、大騒ぎだった。


3.「~やら~やら」は、他の人の発言を引用することができないが、「~だの~だの」はできる。

 ×好きやら嫌いやら、わがままを言う。

 好きだの嫌いだの、わがままを言う。

例文:

・兄は熱がある気がするだのなんかちょっと頭が痛いだのと言って、よく学校をサボる。

・因数分解だの方程式だの、学生の頃にいろいろ習ったが、実生活では全く役に立っていない。

・少年少女たちは盗んだお金をゲームだのだのに使っていたようだ。

・私が料理を作ると、まずいだの変な味だのと、息子は文句ばかり言う。

・親は勉強しろだの、掃除しろだのと、いつもうるさい。

練習:

・(          )だの(          )だの、最近は嫌なニュースが多い。

・彼女はいつ会っても、(                )だの(                )だの、夢物語のようなことばかり言っている。