【JLPT N3文法】~っぽい

接続:

[Vます]+っぽい

[い形]+っぽい

[な形]+っぽい

[名詞]+っぽい

意味:

~の性質を多く含む(~の感じがする)、~の傾向が強い(よく~する)

ポイント1

 A  B っぽい。

「AはBではないが、Bみたいだ」

ポイント2

情報は視覚からだけで、話者の主観的な印象・意見を言うとき、使われる。

ネガティブな印象があり、非難の気持ちを含む(※色や季節などを言うときは含まない)。

ポイント3

動詞を使う場合は「~しやすい」という人の性格を表すが、慣用的な表現が多く、全ての動詞に使えるわけではない

ポイント4

ネガティブな気持ち使う文型なので、「安っぽい」はOKだが、「高っぽい」は×

(〇)その靴は安っぽい。(本当の値段より安く見える場合、良くない買い物だからOK)

(×)その靴は高っぽい。(本当の値段より高く見える場合、それは良い買い物だから×)

「~ようだ」VS「~っぽい」

「~ようだ」…推量の意味が強い

 例)この人は男のようだ

 → この人はたぶん男だろう。(この人は男だろうと推測。女の人だとは思っていない)

「~っぽい」…視覚からの個人的な印象・判断

 例)この人は男っぽい

 → この人(=女の人)は男みたいだ。(女の人だけど男みたいだと思っている) 

   ※「男っぽい」は男の人には使えない

    「男っぽい」=男のような女の人

例文:

・部屋がほこりっぽいので、掃除した。

・壁が白っぽいと、部屋の中が明るく見える。

・彼女は怒りっぽいので、会話をする時、とても気を遣う。

・そろそろ季節が変わるので、夏っぽいデザインのシャツを買いたいと思っている。

・色の中で黒が好きなので、黒っぽい服ばかり持っている。

・この間、髪を染めたんだけど、まだ黒っぽいんだよね。本当はもっと茶色っぽくしたかったんだけど…。

練習:

・どんな人は子供っぽい(大人っぽい)と思いますか。

・どんな服は安っぽいと感じますか。

・飽きっぽい性格の人が日本語の勉強を始めたら、どのぐらい勉強した後、やめてしまうでしょうか。

・友達に「なんか熱っぽい」と言われたら、どうしますか。