【香港のゴキブリ問題②】私が試した対策・駆除方法まとめ

こんにちは!香港で日本語教師をしているゆたか( @yutakanihongo )です。

今回は、分割部屋の記事で言及したゴキブリ問題について、実際に自分が行った対策や駆除方法を経験談とともにお話いたします。

こちらがその分割部屋の記事です。よかったら参考に読んでみてください。

また、前回書いたゴキブリ問題の記事もよかったらご一読ください。自分の経験から、室内の要注意エリアについて解説しています。

香港、ゴキブリ多すぎ!あいつらを阻止する方法はないのか?!?

分割部屋で毎日のようにゴキブリと格闘していた半年間、いろいろな対策をしました。あの分割部屋の場合、部屋の構造の問題や隣人の不衛生さ、建物自体の古さから、完全駆除というのは無理でしたが、やってみて少しは効果があったものがありました

また、友人や学生達の中で、その対策で効果があったと言っている人もいたので、今回、私が試した全ての対策をご紹介したいと思います。

そして、遭遇してしまった時のためのおすすめの駆除方法についてもお話いたします

では、まず、対策からいきまーす!

私がやってみた対策

下記が実際に私がやってみた対策です。

・市販の殺虫剤(設置タイプ)を数種類設置

・市販のスプレー『BIO KILL(LONG LASTING/オレンジ色の)』を散布

・市販の殺虫剤(ジェルタイプ)を設置

・市販の殺虫剤(粉タイプ)を設置

・重曹と砂糖を混ぜたものを出没エリアに撒く(置く)

・ホウ酸を出没エリアに撒く

・ハイターと水を合わせた液体を出没エリアにスプレー

上記の全ての方法を試し、結果的に、あの分割部屋については完全な駆除はできませんでした

しかし、殺虫剤の中では、ジェルタイプや粉タイプを仕込んだ翌日に息絶えているのを発見した回数が多かったので、市販の殺虫剤は設置タイプよりジェルや粉タイプの方が効くようです。

BIO KILLは、少し効果あったように感じます。散布した場所では、1日・2日は遭遇することがありませんでした。ただ、ちょっと癖のあるにおいもしますし、私の部屋の場合、遭遇回数が多すぎて毎日のように散布する必要もあって、さすがに頻繁すぎて人体に良くないのでは?と感じたので、しばらく試した後、散布をやめてしまいました。

重曹と砂糖を混ぜて気になるエリアに撒くのは、香港人の友人からおすすめしてもらいました。結果として私の部屋では効き目がありませんでしたが、その友人や家族の経験では効果があったそうです。

ハイターと水を合わせた液体をスプレー」は学生が教えてくれました。私の部屋では、これもさほど効果があったように見えませんでしたが、コロナ禍で消毒できるのは悪くないと思い、毎日スプレーしていました。ちなみに、その学生のうちでは、ゴキブリが出没したエリアにスプレーしていたら、出なくなったそうです!

ホウ酸は日本でも有名ですね。ホウ酸団子を作った方が良かったかもしれませんが、インターネットで調べるとどれも大量で、狭めの一人部屋の私には数が多すぎるのと、何より、作った団子を干して乾かす場所がどう考えてもなかったのです…。

ゴキブリにとって、ホウ酸は吸うだけでも毒になるということを知ったので、とりあえずそのまま撒くことにしました。結果としては、私の部屋ではあまり効果がなかったように感じます。でも、ホウ酸団子を作って試してみたい方もいらっしゃるかと思います。

ホウ酸は日本ではドラッグストアなどで売っていて比較的に手に入りやすいですが、香港ではどこで買えるかご存知でしょうか。私がチェーンのドラッグストアへ行ったところ、どこにも置いていませんでした。

ホウ酸を売っている所

香港人の友達や学生に聞いて回ったら、「薬局(漢方を売っているタイプのお店)」、そして「金物店という答えが返ってきました。

そこで、まず、金物店が多くて有名な佐敦の上海街へ行き、複数のお店で『硼酸(←”ホウ酸”の広東語)と買いたメモを見せて聞いてみたのですが、残念ながら売っておらず…

でも、他の地区では置いているお店が見つかるかもしれないので、金物店で購入をお考えの方は、店舗名の中に『五金(←”金物/金属製品”の広東語)という文字が入っているお店がそれですので、『五金』を探してみてください。

一人探索した上海街で見つからなかったので、他の日に香港人の友達と九龍湾の薬局へ行ってみました。そうしたら、ありました!それがこちら。

九龍湾の薬局で手に入れたホウ酸

目視では中身が何なのか判別不能(汗)。商品説明の無いこの状態で販売されると内容物を証明できないので、持って歩くのにちょっと心配になりました(苦笑)。

尚、その薬局では香港人の友人が広東語で店員さんに聞いてくれて買うことができたのですが、広東語でコミュニケーションが難しい方は、『硼酸(←”ホウ酸”の広東語)とメモなどに書いて、店員さんに見せれば大丈夫だと思います。

そして、もう一つ、こちらのホウ酸も手に入れました!学生が見つけて代わりに買ってきてくれたんです。

学生が買ってきてくれたホウ酸

さっきの九龍湾のホウ酸とは外観(パッケージ)が全然違いますが、こちらもホウ酸ですので参考にしてみてください。

次は、ゴキブリが出た時のおすすめの駆除方法です!

ゴキブリ退治のおすすめ方法

やはりどれだけ対策をしていても、残念ながら遭遇してしまう時はあるものです。そこで、生きている彼らを退治する一番のおすすめ方法を紹介します。

それは、今コロナで皆さんも常備しているであろうアルコールの消毒液をスプレーすること

学生に教えてもらったのですが、これが本当に最強&一番楽です。ゴキブリはアルコールの耐性が無いらしく、もれなくやっつけることができました

その学生は、薬局でボトルのアルコールを買い、他のお店で買ったスプレー用のノズルに付け変えて使っているそうですが、私は面倒くさがりなので(笑)市販の消毒液をそのまま使用しています。ちなみに、今、家にあるのはこの2つです。

私が香港で使っている2つの消毒スプレー

使う時の注意点は、ノズルのタイプを「霧噴射(SPRAY)」ではなく「直射(STREAM)」にすること「霧(SPRAY)」だと威力が弱すぎてダメなので、「直射(STREAM)」にして、水鉄砲のようにしっかり当てていきます。慣れるまでは、しっかり命中させるのはちょっと難しいですけどね。

「直射(STREAM)」だと、「霧噴射(SPRAY)」より一度に多量のアルコールがかかるので、彼らの体全体に行きわたりやすく、急所にかかりやすいのです。また、かけているうちにその場所に水たまりができ、溺れることで息絶えるということもあります。いずれにせよ、全く手も汚れなければ、その場の消毒もでき、一石二鳥というわけです。ぜひ試してみてくださいね!

まとめ:ご紹介の対策や駆除方法が効きますように!

この記事では、ゴキブリの防止策や退治の方法などについてご説明しました。

殺虫剤は本当にいろいろな物があるし、効果もその部屋に出没するゴキブリによって異なってきます。これまでに何度も使われた殺虫剤は、耐性ができてしまっていて効かないそうです。その場合、その殺虫剤が見えても食べずに素通りするか、免疫ができているので触れたりしても効果がないといった具合だそうです。

それを踏まえると、他の人が試したことがなさそうな方法(新しい殺虫剤や欧米製の物など)は試す価値があるかもしれません。実際、私が試して多少効果があった粉タイプの殺虫剤はドイツ製でした。

この記事が少しでも皆さまのお役に立てたら嬉しく思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!