こんにちは!香港で日本語教師をしているゆたか( @yutakanihongo )です。
今回は、分割部屋の記事で言及したゴキブリ問題について、実際に自分が行った対策や駆除方法を経験談とともにお話いたします。
こちらがその分割部屋の記事です。よかったら参考に読んでみてください。
また、前回書いたゴキブリ問題の記事もよかったらご一読ください。自分の経験から、室内の要注意エリアについて解説しています。
分割部屋で毎日のようにゴキブリと格闘していた半年間、いろいろな対策をしました。あの分割部屋の場合、部屋の構造の問題や隣人の不衛生さ、建物自体の古さから、完全駆除というのは無理でしたが、やってみて少しは効果があったものがありました。
また、友人や学生達の中で、その対策で効果があったと言っている人もいたので、今回、私が試した全ての対策をご紹介したいと思います。
そして、遭遇してしまった時のためのおすすめの駆除方法についてもお話いたします。
では、まず、対策からいきまーす!
私がやってみた対策
下記が実際に私がやってみた対策です。
・市販の殺虫剤(設置タイプ)を数種類設置
・市販のスプレー『BIO KILL(LONG LASTING/オレンジ色の)』を散布
・市販の殺虫剤(ジェルタイプ)を設置
・市販の殺虫剤(粉タイプ)を設置
・重曹と砂糖を混ぜたものを出没エリアに撒く(置く)
・ホウ酸を出没エリアに撒く
・ハイターと水を合わせた液体を出没エリアにスプレー
上記の全ての方法を試し、結果的に、あの分割部屋については完全な駆除はできませんでした。
しかし、少しは効果が出た物もあったので、それも含めて詳細をお話したく思います。
設置(固形)タイプの殺虫剤
設置(固形)タイプの殺虫剤は最初に試した方法です。
まず、ローカルのスーパーで買った香港産の物を試し、次にドンキで買った日本産の物を試しました。結果はというと、大して効きませんでした。
日本産の設置(固形)タイプについては、なんと、ゴキブリがあの殺虫剤の容器の脇や中を平然と素通りして行ったのを目撃しました(苦笑)。
香港のゴキブリは日本のゴキブリよりだいぶ強いようです(笑)。
スーパーで手に入る殺虫剤が全然効かないので、その後、他の殺虫剤を試しました。
それはジェルタイプと粉タイプで、仕込んだ翌日にゴキブリが息絶えているのを発見した回数が多かったので、市販の殺虫剤は設置(固形)タイプよりジェルや粉タイプの方が効くと思います。
では、私が実際に試したジェルタイプと粉タイプの殺虫剤をご紹介します。
ジェルタイプの殺虫剤
この殺虫剤はチューブに入っています。また、ドイツ製と書かれていました。
殺虫剤は白いジェルのようなクリームのような状態になっています。歯磨き粉のようにチューブを押して、殺虫剤を出します。
実はとても優しい学生が、困っていた私の代わりにインターネットで購入してくれたため、具体的にどのウェブサイトから購入できるのかはわかりかねるのですが、会社名「BAYER」、ブランド名「Premise」、そして、「cockroach」や「曱甴」で調べたら出てくると思います。
なお、その学生から聞いたやり方で設置したのですが、こちらの写真のように白い紙を2~3センチ角に切り、その上に少量のジェルを出して、ゴキブリが出やすいと思う場所の角に置きました。
このジェルタイプを使うまでは、効果がないと思いながらも市販の設置(固形)タイプを置き続けていて、やはり生きているゴキブリに遭遇していたのですが、このジェルタイプを置いた翌日には息絶えたゴキブリを数匹見つけたんです。
そのため、市販の設置(固形)タイプよりこのジェルタイプの方が効き目があると言えます。
粉タイプの殺虫剤
ジェルタイプの殺虫剤もまあまあ良かったんですが、それで一切ゴキブリが出なくなったわけではありませんでした。
そのため、最後に試した殺虫剤がこちら、香港産の粉タイプです。表と裏にそれぞれ中国語と英語で説明が書かれています。
こちらも、とても優しい学生が代わりに買ってきてくださったので、どのウェブサイト(もしくはお店)で購入できるかわかりかねるのですが、パッケージによりますと、新界の元朗にある「陳平記菜種行」というお店(会社)の製品みたいです。商品名が「凱倫速殺滅/HOI LUN ANT KILLER」のようです。
いただいたばかりの写真は撮っていなかったので、結構使ってしまった後の写真なのですが、このようにプラスチックの容器に茶色い粉(=殺虫剤)が入っています。
一つ一つプラスチックの箱に入っている物が連結(合体)している形なのですが、全部で24個ぐらい入っていたように思います。一つ一つが小さめなので、結構たくさん入っていました。
使い方はシンプルで、使いたい個数を一つ一つハサミで切り離し、更にハサミを駆使して蓋も開けて(このプラスチックの容器が意外と硬いので、切る時に力が要る上に、プラスチックの角が結構鋭いので、怪我をしやすいです。くれぐれも気を付けてください)、ゴキブリが出そうな所に置きます。
なお、買ってきてくださった学生から、「この薬は結構強力なので、手袋をしてください」と言われまして、毎回手袋をして扱っていますので、もし皆様が試す際もビニールの薄手の手袋で大丈夫ですので、必ず手袋をしてから扱ってください。
ジェルタイプでは効果が薄まってきた頃にこの粉タイプを試したところ、”手袋をしてください”という言葉がやはりその威力を表しているのか、数匹息絶えているのに遭遇し、それからしばらくは見なくなりました。
というわけで、市販の殺虫剤の中では、この香港産の粉タイプが一番効果がありました。
他に試した方法
BIO KILLは、少し効果あったように感じます。散布した場所では、1日・2日は遭遇することがありませんでした。ただ、ちょっと癖のあるにおいもしますし、私の部屋の場合、遭遇回数が多すぎて毎日のように散布する必要もあって、さすがに頻繁すぎて人体に良くないのでは?と感じたので、しばらく試した後、散布をやめてしまいました。
重曹と砂糖を混ぜて気になるエリアに撒くのは、香港人の友人からおすすめしてもらいました。結果として私の部屋では効き目がありませんでしたが、その友人や家族の経験では効果があったそうです。
「ハイターと水を合わせた液体をスプレー」は学生が教えてくれました。私の部屋では、これもさほど効果があったように見えませんでしたが、コロナ禍で消毒できるのは悪くないと思い、毎日スプレーしていました。ちなみに、その学生のうちでは、ゴキブリが出没したエリアにスプレーしていたら、出なくなったそうです!
ホウ酸について
ホウ酸は日本でも有名ですね。ホウ酸団子を作った方が良かったかもしれませんが、インターネットで調べるとどれも大量で、狭めの一人部屋の私には数が多すぎるのと、何より、作った団子を干して乾かす場所がどう考えてもなかったのです…。
ゴキブリにとって、ホウ酸は吸うだけでも毒になるということを知ったので、とりあえずそのまま撒くことにしました。結果としては、私の部屋ではあまり効果がなかったように感じます。でも、ホウ酸団子を作って試してみたい方もいらっしゃるかと思います。
ホウ酸は日本ではドラッグストアなどで売っていて比較的に手に入りやすいですが、香港ではどこで買えるかご存知でしょうか。私がチェーンのドラッグストアへ行ったところ、どこにも置いていませんでした。
ホウ酸を売っている所
香港人の友達や学生に聞いて回ったら、「薬局(漢方を売っているタイプのお店)」、そして「金物店」という答えが返ってきました。
そこで、まず、金物店が多くて有名な佐敦の上海街へ行き、複数のお店で『硼酸(←”ホウ酸”の広東語)』と買いたメモを見せて聞いてみたのですが、残念ながら売っておらず…。
でも、他の地区では置いているお店が見つかるかもしれないので、金物店で購入をお考えの方は、店舗名の中に『五金(←”金物/金属製品”の広東語)』という文字が入っているお店がそれですので、『五金』を探してみてください。
一人探索した上海街で見つからなかったので、他の日に香港人の友達と九龍湾の薬局へ行ってみました。そうしたら、ありました!それがこちら。
目視では中身が何なのか判別不能(汗)。商品説明の無いこの状態で販売されると内容物を証明できないので、持って歩くのにちょっと心配になりました(苦笑)。
尚、その薬局では香港人の友人が広東語で店員さんに聞いてくれて買うことができたのですが、広東語でコミュニケーションが難しい方は、『硼酸(←”ホウ酸”の広東語)』とメモなどに書いて、店員さんに見せれば大丈夫だと思います。
そして、もう一つ、こちらのホウ酸も手に入れました!学生が見つけて代わりに買ってきてくれたんです。
さっきの九龍湾のホウ酸とは外観(パッケージ)が全然違いますが、こちらもホウ酸ですので参考にしてみてください。
次は、ゴキブリが出た時のおすすめの駆除方法です!
ゴキブリ退治のおすすめ方法
やはりどれだけ対策をしていても、残念ながら遭遇してしまう時はあるものです。そこで、生きている彼らを退治する一番のおすすめ方法を紹介します。
それは、今コロナで皆さんも常備しているであろうアルコールの消毒液をスプレーすること!
学生に教えてもらったのですが、これが本当に最強&一番楽です。ゴキブリはアルコールの耐性が無いらしく、もれなくやっつけることができました。
その学生は、薬局でボトルのアルコールを買い、他のお店で買ったスプレー用のノズルに付け変えて使っているそうですが、私は面倒くさがりなので(笑)市販の消毒液をそのまま使用しています。ちなみに、今、家にあるのはこの2つです。
使う時の注意点は、ノズルのタイプを「霧噴射(SPRAY)」ではなく「直射(STREAM)」にすること。「霧(SPRAY)」だと威力が弱すぎてダメなので、「直射(STREAM)」にして、水鉄砲のようにしっかり当てていきます。慣れるまでは、しっかり命中させるのはちょっと難しいですけどね。
「直射(STREAM)」だと、「霧噴射(SPRAY)」より一度に多量のアルコールがかかるので、彼らの体全体に行きわたりやすく、急所にかかりやすいのです。また、かけているうちにその場所に水たまりができ、溺れることで息絶えるということもあります。いずれにせよ、全く手も汚れなければ、その場の消毒もでき、一石二鳥というわけです。ぜひ試してみてくださいね!
まとめ:ご紹介の対策や駆除方法が効きますように!
この記事では、ゴキブリの防止策や退治の方法などについてご説明しました。
殺虫剤は本当にいろいろな物があるし、効果もその部屋に出没するゴキブリによって異なってきます。これまでに何度も使われた殺虫剤は、耐性ができてしまっていて効かないそうです。その場合、その殺虫剤が見えても食べずに素通りするか、免疫ができているので触れたりしても効果がないといった具合だそうです。
それを踏まえると、他の人が試したことがなさそうな方法(新しい殺虫剤や欧米製の物など)は試す価値があるかもしれません。実際、私が試して多少効果があった粉タイプの殺虫剤はドイツ製でした。
この記事が少しでも皆さまのお役に立てたら嬉しく思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
香港、ゴキブリ多すぎ!あいつらを阻止する方法はないのか?!?