【香港で日本語教師】学生達と良い関係を築く秘訣とは①

香港人(広東語話者)の日本語学習者に見受けられる特徴

こんにちは!香港で日本語教師をしているゆたか( @yutakanihongo )です。

異国で日本語教師をする場合、当然、環境も学生の国籍も日本で教える場合とは異なります。例えば、日本ではそんなに問題にならないことでも、海外ではご法度ということもあります

香港ではどんな話題が好まれますか?好かれる先生の特徴とかはありますか?

実際に香港で日本語教師をしていて、こういう趣味があったり、こういう風に振る舞うと学生達と良い関係を築きやすいなと感じることがあるので、今回の記事では、その第一弾を紹介させていただこうと思います。

※教える技術や知識量・授業の組み立て方などといった専門的なことは、当然レベルが高いほど好まれますので、ここでは除外します。

※以下に続く内容は単に一個人の経験と感想です。同じことをすれば必ずうまくいく・失敗するというわけではありませんので、あくまで参考としてお読みいただければ幸いです

日本の漫画・アニメ・ゲーム・音楽が好き

香港では日本の漫画・アニメが大人気です。特徴的な例を挙げれば、エヴァンゲリオンの新劇場版。この映画が日本以外で初めて上映されたのが香港でした。この件だけでも、香港は特に日本の漫画・アニメが人気だと言えると思います。

教師も漫画・アニメが好きで、もしその好きな漫画・アニメが学生と同じだったらかなり盛り上がりますし、お互いに仲間的な感覚が生まれると思います(相手は学生ということで、”友達”にはなりにくいと思いますが、距離は縮まるはずです)。

学生の中にはJPOPが好きな人も多いです。ジャンルは幅広くて、ロック好き、アイドル好き、ボカロ好き、80年代~90年代の懐メロ好きなど様々です。

そして、学生の中でも、男性はゲーム好きが多い印象です。毎日ゲームをするような、所謂『ゲーマー』と呼べるぐらいの人もいます。そして、日本のゲームをしながら独学で日本語を覚えた強者に出会うこともあります

男性の場合はRPG系が多く、家庭用ゲーム機のゲームやパソコンを使ったオンラインゲーム(仲間と協力してプレイするタイプ)をよくやるようです。女性の場合は、スマホのパズルゲームや、日本のゲームだと「あつ森」率がかなり高いです。

いずれについても、「普通に好き」というレベルではなく、「詳しい」ということがポイントです。なぜなら、詳しければ詳しいほど学生に好印象を持ってもらえて、学生がレッスンを続けてくれる理由の一つになるからです

香港には日本の雑誌やCD、おもちゃなどが売っているお店があり、有名どころではありますが以下に紹介しますので、もしよかったら行ってみてください。

信和中心(Sino Centre)

日本の雑誌が売っている店や、CDを売っている店、おもちゃ・雑貨を売っている店などがたくさん入っているショッピングモールです。

Nathan Road沿いにあり、MTRの油麻地駅と旺角駅の間ぐらいに位置しています。

油麻地駅からだったら、Nathan Roadに出るA1、A2、B1のどれかの出口から外へ出て、旺角駅の方へ北上していくと、右側にあります。(A1,A2が一番近い)

旺角駅からだったら、Nathan Roadに出るC1、D1、E1、E2のどれかの出口から外へ出て、油麻地駅の方へ南下していくと、左側にあります。(E1、E2が一番近い)

信和中心商場(旺角) | shopping街 | 香港 (shoppinggai.com)

誠品書店

こちらは台湾から香港へ入ってきた大型の本屋さんです。ウェブサイトによると、日本にも進出しているようですね。東京の日本橋にあるようです。

台湾の書店チェーンですが、日本の雑誌も売っているのを確認済みです。香港では各地に店舗がありますが、実際に見たところ、銅鑼灣店には日本の雑誌が特に多い印象を受けました。

銅鑼灣店は全体的に特別広いように感じるので、じっくり見て回れば、雑誌以外の日本の商品もあるかもしれません。先日は尖沙咀店にはなかった日本語のテキストも見つけましたので、特別何か買う目的がないとしても、覗いてみると面白いかもしれません。

eslite誠品 | (eslitecorp.com)

政治の話はできるだけ控える

香港は政治的に複雑な位置にあり、学生の背景も様々です

イギリス統治時代に生まれて育って「イギリス人」という感覚がある人もいれば、返還後に香港で生まれて香港で育った人もいます。

幼少期や若い頃に中国から移住してきて香港の市民権を得た人やその子供は確かに「香港人」ですが、政治となると、複雑な感情になるかもしれません。

香港で生まれ育ったとしても、親族が中国に住んでいたら、同様に複雑な感情になる可能性があります。

また、アメリカやヨーロッパ、東南アジア等、他国の国籍を所持している香港人もいます。

そして更に、国籍は欧米だとしても、香港の永住資格を得ていて、香港の政府機関に勤めていたとしたら、その人はどのような言動を選択するでしょうか。

このような感じで、背景が本当に多種多様なので、政治の話はしないのが無難です

授業でどうしても必要な場合はある程度は仕方がないですが、グループレッスンで政治をトピックとして出すと、閉口されることが非常に多いです

信頼関係を築いたプライベートレッスンの学生となら、トピックとして出すのはありかもしれません。しかし、センシティブなトピックであることには変わりないので、どこまで話すかは見極める必要があります

偉ぶらない(謙虚に振る舞う)

学生達に聞いたのですが、香港の学校の先生はとても厳しかったり、威厳を持って振る舞ったりする人がほとんどだそうです。学生時代、圧を受けながら過ごしてきたので、そういう環境・先生はこりごりだと思っている学生が結構多いです。

そのため、先生だからといって、上から目線だったり、厳しく振る舞うとマイナス効果を与えることがあります

実際、宿題を忘れた学生を叱ったら、辞めてしまったという事案がありました。(※私ではなく他の先生のクラスの話です)

海外の日本語学校は趣味で習いに来ている学生が結構多いです。日本語能力試験を受けるつもりではない学生や、仕事で必要なわけでもない学生は、そんなに真面目で厳しい授業を求めていなかったりします。

また、人生経験がかなり豊富な学生も多いですし、社会的地位が高い人もいます。このような点も、謙虚に振る舞った方が良いと考える理由です。

私は教師としては良いのか悪いのか、威厳が全くない人間です。何をどう頑張っても威厳が出ません(笑)。それが理由か、職場で年下や後輩によく舐められます。。

しかし、学生達からは好かれやすいようで、面と向かって「先生と友達になりたいです!」などと言われたこともあるのです。

そして、好かれやすい理由の一つは、自分の威厳の無さなのではないかな~と思っている次第です。

まとめ:学生と良い関係を築いて、ぜひ楽しくレッスンをしましょう!

この記事では、香港で学生達と良い関係を築く秘訣についてお話しました。

今回は第一弾ということで、今後、第二弾も記事にする予定です。

この記事が少しでも皆さまのお役に立てたら幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

ABOUT US
ゆたか
香港在住の日本語教師『ゆたか』です。日本語教師の皆さまや日本語学習者の皆さまの助けになれたらと思い、このサイトを作り始めました。特に、実用的で面白い例文作りに力を入れています。香港生活に関することについても、経験談とともに書いています。