A は B っぽい。
→「AはBではないが、Bみたいだ」
情報は視覚からだけで、話者の主観的な印象・意見を言うとき、使われる。
ネガティブな印象があり、非難の気持ちを含む(※色や季節などを言うときは含まない)。
動詞を使う場合は「~しやすい」という人の性格を表すが、慣用的な表現が多く、全ての動詞に使えるわけではない。
ネガティブな気持ちで使う文型なので、「安っぽい」はOKだが、「高っぽい」は×。
(〇)その靴は安っぽい。(本当の値段より安く見える場合、良くない買い物だからOK)
(×)その靴は高っぽい。(本当の値段より高く見える場合、それは良い買い物だから×)
★「~ようだ」…推量の意味が強い
例)この人は男のようだ。
→ この人はたぶん男だろう。(この人は男だろうと推測。女の人だとは思っていない)
★「~っぽい」…視覚からの個人的な印象・判断
例)この人は男っぽい。
→ この人(=女の人)は男みたいだ。(女の人だけど男みたいだと思っている)
※「男っぽい」は男の人には使えない。
「男っぽい」=男のような女の人
例文:
・部屋がほこりっぽいので、掃除した。
・壁が白っぽいと、部屋の中が明るく見える。
・彼女は怒りっぽいので、会話をする時、とても気を遣う。
・そろそろ季節が変わるので、夏っぽいデザインのシャツを買いたいと思っている。
・色の中で黒が好きなので、黒っぽい服ばかり持っている。
・この間、髪を染めたんだけど、まだ黒っぽいんだよね。本当はもっと茶色っぽくしたかったんだけど…。
練習:
・どんな人は子供っぽい(大人っぽい)と思いますか。
・どんな服は安っぽいと感じますか。
・飽きっぽい性格の人が日本語の勉強を始めたら、どのぐらい勉強した後、やめてしまうでしょうか。
・友達に「なんか熱っぽい」と言われたら、どうしますか。
接続:
[Vます]+っぽい [い形]+っぽい [な形]+っぽい [名詞]+っぽい意味:
~の性質を多く含む(~の感じがする)、~の傾向が強い(よく~する)