【JLPT N3文法】~たとたん

JLPT N3文法 たとたん

接続:

[Vた]+とたん

意味:

ある動作・現象とほとんど同時に~になった/~した

ポイント1

 A とたん、 B 

A…話者の動作・発生した出来事

B…普通ではないこと・瞬間的な変化

この文型は、起きた動作/現象【A】とほとんど同時にある変化が起きた【B】ことを表す文型です。

【B】は、突然発生した変化を伝えるので、どちらかというと、良くない(ネガティブな)内容になることが多いですが、多いだけで絶対というわけではなく、中立的な内容良い内容が来ることもあります

ポイント2

「とたん」の漢字は「途端」で、「途端」の意味は「動作をした瞬間」。つまり、「とたん」を使うことで、前後の2つの動作/事象の展開が速いことを示す

ポイント3

この文型は口語的で、カジュアルな会話や文面でよく使われる。

例文:

・兄は一人暮らしを始めたとたん、痩せはじめた。

・Aさんは真面目な学生だったが、恋人ができたとたん、授業をサボるようになった。

・ストレスで体調が悪かったが、仕事を辞めたとたん、元気になった。

・外出から帰って、玄関のドアを閉めたとたん、雷が鳴った。

・犯人は、立てこもっていた建物から出たとたん、警察が駆け付け、逮捕された。

・妹はクローゼットの中に物をたくさん詰め込んでいて、クローゼットのドアを開けたとたん、いろいろな物が溢れて落ちてきた。

・Bさんのことは良い人だと思っていたが、ある言葉を言われたとたん、見る目が変わった。

・クラブ活動で疲労困憊になり、電車の席に座ったとたん、眠ってしまった。

練習:

・その箱を開けたとたん、(                      )。

・彼はお酒を飲んだとたん、(                      )。