ポイント1
「最中」という言葉には、「その動作の間の真ん中」や「その動作の間で一番重要なとき」という意味がある。そのため、この文型は、「ちょうど~しているとき」という意味になり、その行為の時間内であることを強調する。
また、「ちょうど~しているときに、迷惑なことが起きて、嫌だった」という場面で使われることが多いため、話者の不快な気持ちも含まれることが多い。
いつも/よく起こることや、既に起きたこと、仮定の話をするときなどに使われやすい。
ポイント2
① A 最中に、~。
②~、 A 最中だ/だった。
A…継続動詞・動作性名詞
“いつ”という時間を表現する文型なので、「 A 最中に、~。」という使い方のときは、時間を表す助詞『に』が付き、「~最中に、~。」となる。
例文:
・データを入力している最中にパソコンがフリーズしてしまった。
・お風呂に入っている最中に地震が起きたらどうしようかと心配になる。
・到着時間をはっきり伝えずに実家に帰ったら、父はオンライン会議の最中だったので、父と話す時間がほとんどなかった。
・デートの最中に会社用のスマホの通知音が何度も鳴って、イライラした。
・電話をしている最中に話しかけられても、よく聞き取れないから、やめてほしい。
・シャワーを浴びている最中に宅配便が来たので、受け取れなかった。
・仕事の話をしに同僚のデスクの方へ行ったら、資料を見ながら電卓で計算している最中だったので、また後で来ることにした。
・間違いがあってはいけない書類を扱っている最中に連続で電話が来て、集中できなくなり、結局、失敗してしまった。
練習:
・( )最中に話しかけられて、迷惑だった。
・母に電話をかけたら、( )最中だった。
接続:
[Vて]いる+最中(に) [名詞]の+最中(に)意味:
ちょうど~をしているとき