ポイント1
「その対象のために」を強調する文型。
A 向け…Aのために
ポイント2
「対象のために」を強調するので、「~に適する」という意味は強くない。
ポイント3
この文型は「売る」「作る・造る」「書かれる」等の動詞とともに使われることが多い。そのため、製品や物(製造物)について説明する時に使われやすい。
「~向け」VS「~向き」
★・仕事向きの靴(仕事に合う靴)
・仕事向けの靴(仕事のための靴)
★・この本は難しいので、大人向きだ。(大人を対象として作っていないが、難しい)
・この本は難しいので、大人向けだ。(大人を対象として作ったから、難しい)
例文:
・このレストランは外国人観光客向けだ。
・子供向けの漫画でも、大人が読んでも面白いものはある。
・このお店は、女性向けの服は赤やオレンジ色が多く、男性向けの服は青色が多い。
・この会社は日本向けだけでなく、欧米向けのゲームも作っている。
・この鉛筆は濃くて、柔らかいので、小学生向けだ。
練習:
・女性向けの雑誌は( )や( )の記事が多い。
・この携帯電話は操作が簡単で、( )向けとなっている。
・( )は忙しい人向けの料理だと思う。
接続:
[名詞]+向け意味:
~を対象として(売る、作る・造る…)